3年連続2位のマラソン大会
近所の河川敷で、
母校の中学校の陸上部が練習をしていました。
母校を卒業して40年以上経つけれど、
河川敷は昔のままです。
中学生の時毎年ここで開催された
マラソン大会を思い出しました。
陸上部にいた同級生の中で、
短距離走も長距離走も、とんでもなく速い友達がいて、
彼女はマラソン大会で3年連続学年で1位でした。
私は陸上部ではなかったのですが、
長距離走が得意でした。
なので毎年がんばったのですが、
3年連続2位、
一度も彼女に追いつくことは叶いませんでした。
このことは中学生の楽しかった思い出として、
鮮明に覚えています。
でも毎年2位だったのに、
なぜ楽しかった思い出として鮮明に覚えているんだろう、
と、ふと思いました。
マラソン大会の前は、
1位は絶対無理なんだけど、
もしかしたら、という少しの可能性があるなら、
最大限がんばろう、
そういう気持ちで臨んでいました。
それが楽しかったのかもしれません。
最初から無理だろうと諦めるのでは無く、
わずかな光に向かってとことんやってみる、
未知なことに挑むワクワク感です。
そんな気持ちでがんばれば、
たとえ目標が達成できなくても、
やりきった感でいっぱいでした。
あらためて考えると、
この経験がその後に活かされていたように思います。
とことんやらなかった時は、
例え目標を達成したとしても、
後悔や罪悪感などで、とても後味の悪い気持ちになります。
それより、やりきった感でいっぱいになりたいから、
何事にも精一杯取り組むようになったかもしれません。
目標達成はもちろん大切なのですが、
その過程でどれだけやりきるか、
これからもそれを大切にしていきたいと思います。
