大人も大切なアタッチメント
子育てに関するテレビ番組で、
毎日忙しく働いているお母さんに怒られて
大泣きしている子供の映像がありました。
ママ:なんでそんなに泣いているの?
子供:だってママはいつもニコニコしないもん。。。
ドキッとするような、
するどいところをついています。
ニコニコしているママが大好きなんだと思います。
一方でお母さんのこともよくわかります。
仕事で忙しい毎日だと、
何をやっても遅い子供に
イライラしてしまうことがよくありました。
この番組は、
発達心理学のアタッチメントに関する内容です。
アタッチメントは日本語では愛着、
不安や恐怖を感じた時に、
安心できる誰かにくっついて安心感を得ようとする
本能的な欲求や行動のことだそうです。
不安や恐怖を感じた時でも、
いつでも守ってくれるという安心できる場所があると
それに耐えて行動していくことができる、
今よく言われている『安全基地』です。
幼い子供は
家族が安全基地として重要になります。
映像に出ていた子供は、
自分の安全基地を
守ろうとしていたのかもしれません。
安全基地は子供だけの話では無く、
大人も同じです。
学校や会社や地域など、
様々な社会の繋がりの中で
困難を乗り越えて行動していくには、
安心感を得られる安全基地が
とても重要になってくると思います。
この番組を見ながら、
これから変化が予想される人の繋がりの中で
大丈夫だと思える環境や、
安心できる心の拠り所を作っていくことは、
ますます重要になっていくだろうなと、
色々考えていました。