検視

安心安全

経験して初めて知った実態

親戚の子供が天国へ旅立ちました。
まだ4歳なのに
家族や友達にいつも思いやりあふれる
かわいい女の子でした。
高熱が出たので病院に行った後
自宅で寝ていたのですが、
様態が急変しました。
解剖の結果、
急性脳症を発症したとわかりました。

自宅でのことだったので、
警察による検視、解剖がなされ、
その間、子供に会うことができませんでした。
小学生のお兄ちゃん達は、
妹を家に連れて帰らしてほしいと
警察で訴え泣き叫んでいました。
家族皆で警察に訴えても、
きまりだからと受け入れてくれません。
(仕方が無いのですが。。。)
解剖が終わって家に連れて帰るまで
2日もかかりました。
2日の内、家族が子供に会えたのは、
わずか1時間の面会のみでした。
亡くなった我が子をすぐに抱きしめてあげたい、
残り少ない我が子との時間を
少しでも長く一緒にいたい、
なのに2日も警察でひとりぼっちなんて、
法律に基づきとはいえ、
酷すぎると思ってしまいます。

犯罪性の有無の判断があるのはよくわかります。
最近は虐待もあり、
子供の急死案件で、
強く揺さぶられたことによる脳の損傷が
解剖で明らかになった事件もあります。
やっていることの意義や目的はよくわかるのですが、
犯罪や虐待を防ぐための対策というより、
見落としを責められないよう
自己防衛のために
大半の関係ない人達が
犠牲になっているような気がしてなりません。
人の心を犠牲にしてしまうきまりが
本当に正しい対策なのか、
もっと良い方法があればいいのにと
このところずっと考えていました。

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