大相撲の番付

前向き

厳しい陥落から学ぶこと

若い頃は全く興味がなかった相撲ですが、
5年ほど前から
場所が始まると
必ず見るようになりました。
スポーツは何でもそうですが、
特に相撲は大きな身体なので
怪我への対応は
とても過酷な状況があるように思います。

相撲を見るようになったのは、
番付の厳しさが垣間見られる、
というのもきっかけの一つです。
勝星により昇進するのは
普通に理解できますが、
横綱以外は、
負け越しが続けば
経験豊富であっても
下の番付に陥落してしまいます。
また横綱になると、
大関への陥落はないので、
成績不振が続くと
引退を迫られます。
これはなかなか他に無い厳しさです。
ヒエラルキー組織のサラリーマンで考えると、
実力があれば昇進・昇格する
というのは同じですが、
実力が伴わないから降格、
というのはあまり聞きません。
仕事はスポーツのように
勝ち負けで実力が測れる訳でもないので、
当然なのかもしれませんが、
特に今の時代は、
個人が尊重されることもあり、
実力が伴わない実態があっても、
時間をかけて丁寧に育てて、
降格なんてとんでもない、
という状況なのかなと思います。

そういう観点で相撲を見ていると、
諦めずにやり通す心意気だとか、
決して屈しない精神力に
とても感心します。
例えば今の横綱は
大関から序二段まで陥落したのに、
2年ほどかけて大関復帰、
さらに横綱に昇進されたという、
すばらしい返り咲きに
とても感動するものがあると同時に、
横綱の地位を守るための葛藤が見えます。
また他にも陥落からの復活に向けて
必死に戦っている力士が何人もいて、
その根性や不屈の精神、前向きさには
見習うものがあります。

今大阪で始まっている春場所も、
力士達の不撓不屈の戦いを見て
色々学びたいと思います。

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