相手の気持ちを尊重できる余裕
心理学を勉強してみたいと思い、
かなり前に大学の通信教育学部に入学したのですが、
仕事の忙しさにかまけて未だに卒業できていません。
そろそろやばくなってきたので、本腰を入れて勉強をしております。
色々な心理学がある中、
発達心理学はとても面白いです。
人が一生の中で、心と身体を成長させ変化する過程を研究する学問で、
ビジネスにも応用できるので、勉強が捗ります。
生まれてから今までの周りの環境や人間関係が、
性格や人格形成に色んな影響を与えることが理解できます。
これまで接客の仕事をしていた時期があり、
今で言うカスタマーハラスメントのお客さまもいらっしゃいました。
当時はまだカスハラという見解は無かったこともあり、
ご意見に対してはすべて真摯に受け止め、誠心誠意対応し、
長時間対応もよくあることでした。
発達心理学を勉強してから、このような対応をする際、
なぜこの方は、このようなことに多くの時間と労力を使われるのだろう、
と冷静に考えられるようになり、
特に大声で長時間怒られた時などは、
怒鳴られながらも話半分で聞いて、
この方も生まれたときは、皆と同じかわいい赤ちゃんだったはずなのになぁ、
人生色々あったのかなぁ、
と考え、
相手の顔を見ながら赤ちゃんだった頃を想像してみたりしていました。
（対応マニュアル的には×ですが笑）
どんな方でも言いたくなる理由が必ずあって、
それに至る過程も人それぞれ違うのだ、
ということも理解できるようになりました。
兄弟げんかや夫婦げんかも同じですね。
言い返したい気持ちを抑えて穏やかに話を聞くことは、
簡単にできることではありませんが、
いつも落ち着いて、相手の気持ちを尊重して話を聞くことができる、
そんな器の大きい人間になりたいものです。
