最近、学校に行けない子どもたちの特集をテレビで見て
とても考えさせられました。
「なぜ学校に行かないといけないの?」
「なぜ九九を覚えないといけないの?」
「なぜ漢字の書き順を覚えないといけないの?」
そんな疑問を持つ子どもたちに、
私達大人はどこまで答えられるでしょうか?
今の子どもたちは、
生まれた頃から計算機があり、スマホがあります。
皆がタブレットで勉強し、生成AIの登場と、
時代はものすごいスピードで変化しています。
でも日本の教育制度は、
昭和の時代からあまり変わっていないのではないでしょうか。
それなのに学校の現場はどんどん厳しくなり、
教師の負担は限界を超えています。
授業に加えて、部活動、事務作業、生活指導、
そして問題になっている保護者対応……
これでは本来の「子どもたちに寄り添う」時間が失われてしまいます。
先生方のメンタル不調も年々増え続け、
現場は疲弊してしまっています。
すべての子どもが安心して学べる学校になるためには、
教師の働き方を変えてあげたいと強く思いました。
教師の心に余裕があれば、
子どもたちに寄り添うことも、
創造的な授業をすることもできると思います。
先生の機嫌が悪い日は、
家に帰りたくなる、
と言っていた生徒もいました。
すでに自治体では、色々知恵を出し合い、
改善に向けた努力が始まっています。
部活動や事務作業の外部委託、
ICTの活用、地域と連携した教育など。
教育委員会の考え方や体制を変えることも
大きな課題のようです。
一方で民間運営のフリースクールが増え、
学校に行かない選択肢も広がっています。
それ自体は良いことですが、
どの子どもも本心は、
近くの学校に行きたいのではないのかなぁと思います。
行けなくなった学校を、
行きたくなる学校に変えること、
それが大人たちの仕事だと思います。
子どもたちの幸せのために、
大人が本気で学校を変える時が来ていると思います。
私たちができることを、一緒に考えていきたいです。