ステキな先生の話

ほんわか

最近、嫌な気持ちになるニュースを目にすることが多く、
「この人たち何やってるねん」と
つい批判的な気持ちになってしまうことがあります。
でも先日、ある大学教授の講話を聞いて、
改めて良いところに目を向けることの大切さを感じました。

その教授の方は、小学校の先生の指導をかねて、
よく授業を見にいかれるそうです。
その中で、素晴らしい指導をされている
若い女性の先生がいたという話がありました。
授業中に本読みをあてられた女の子が読み始めると、
とても小さな声だったそうです。
普通の先生なら、「もっと大きな声で」と
上から目線で注意してしまいますよね。
でもその先生は、
「あら、とてもステキな声ね!もう一度読んでくれる?」
と声をかけたそうです。
すると、女の子はうれしかったのか、
次に読む時には自然と大きな声になっていたそうです。
誰も嫌な気持ちにならないこの対応、
本当に素晴らしいですよね。

人間は本能的に、
できていないことや改善すべきことに
目がいきがちなんだそうです。
注意するのは得意だけど、褒めるのが下手というのは
私も何度も経験してきました。
でも、まず良いところに気づいて、
そこを伸ばしてあげるような言葉をかけることができれば、
相手は自信を持ち、成長しやすくなるのだと
あらためて感じました。
そのためには、日頃から
良いところにすぐ気がつくように
自分を変える訓練が必要なんだと思います。
ポジティブな視点を持って
ステキだと思うものを探す習慣をつける、
”どうせ”、”でも”、”だって”というような
ネガティブな言葉を使わない、
今日感謝したことを考える習慣をつける、など、
日々出来ることはありそうです。

嫌な気持ちになるニュースが多い世の中だからこそ、
自分自身が意識的にポジティブな視点を持ち、
人の良いところを見つけて、
それを伝えるようにしたいと、
この話を聞いて思いました。

タイトルとURLをコピーしました