感性を磨く

挑戦

数字や論理ではない判断力

ある和菓子屋の社長さんの有名なお話で、
イタリアで美味しいオリーブオイルに出会い、
これこそがオリーブオイルなんだと感動し、
在庫を全部買う、とその場でおっしゃったそうです。
自分で食べるとなると、
10年でも食べきれない量です。
感動するほど美味しいだけでなく、
この生産者とは
一生お付き合いしたいと思ったから
判断したそうです。
何に使うかも決めていないし、
和菓子に使えるかどうかもわからない、
そんなことは置いておいてとりあえず買う、
普通では考えられない行動です。
ただ普通の人と同じ面もあって、
日本に帰る飛行機の中では、
すごい高い買い物、えらいことをしてしまったと
不安で一杯だったようです。

この話を聞いて、
さすが経営者だと思いました。
まさに磨かれた感性です。
ただの感覚や勘とは違います。
何かを決めるとき、
前例やデータで判断することはとても重要で、
大部分がそのような数字や論理で決定されています。
当然それは重要なのですが、
時間がかかりすぎる、
トップとして判断する時は、
このような感性で判断する瞬間があるのだと思います。
ただ最初から感性で判断出来る人などいません。
皆さん日頃から色々な努力をされています。
共通するのは、
色々な人と繋がりを持って、
話す力より聴く力を身につける、
そんなネットワーク力と傾聴力を大切にして、
未来を見据えて
色んな可能性をイメージしながら
毎日生活されているようです。

この社長さんのお話は
学ぶべきものがたくさんありました。
ちなみにオリーブオイルは
オリーブ餅として人気商品になりました。
よかったです~

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