民話『石のスープ』

変わる

リーダーシップを学ぶ

ポルトガルの伝統料理、具だくさんスープに
石のスープというものがあり、
民話からきているそうです。
日本でも翻訳されている絵本があり、
ビジネスの世界でも紹介されています。

お腹がすいた旅人がある家を訪ね、
ただの石ころを、
美味しいスープができる魔法の石と言って
家に入れてもらい、
スープを作り始めます。
旅人は材料は何も持っていないので、
「野菜があればもっとおいしくなるのになぁ」
「肉があれば、塩があれば・・・」
と言うたびに、
周りの人が持ってきてくれたので、
最後には具だくさんの美味しいスープとなり、
皆笑顔になって一緒に食べる、
という話です。

なぜビジネスで使われているのかというと、
自分の目標に対して、
周りをどう巻き込んでいくか、
という点や、
周囲の協力を得るためには、
アイデアと行動力が大切だという点、
などが語られています。
また、
自分だけが力を発揮するのではなく、
他人の力を最大限に引き出す能力こそが
リーダーシップだ、
という説明にも使われているようです。

リーダーシップを高めていくには、
必要な技術的能力を高めるより、
他人と一緒に働くことこそが難しい、
と言われています。
リーダーとして
物事がうまくいかない時、
独裁的に管理してしまいがちですが、
そういう時こそ
周りの人のことを第一に考え行動できるよう、
自分をコントロールしていくことが大切だと
この絵本が教えてくれているようです。

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