先日気になっていた駄菓子屋に行ってみました。
ただの駄菓子屋ではなく、
「地域で子育てをする」という
温かい理念が込められている
子どもたちの居場所です。
昔は家族や近隣の人々が
一緒になって子育てをしていたけれど、
今はひとりでがんばるお母さんが多いので、
地域みんなで子育てできるような文化をつくる、
という想いからだそうです。
そして、さらに面白いのは、
夜には駄菓子屋が居酒屋になり、
その料金には、駄菓子屋の運営を支える
寄付金が含まれているのです。
大人たちが集い楽しく過ごすことが
子どもの居場所を支えることになっている、
そんな仕組みに感心しました。
海外では子どもの頃から
寄付の大切さを学んでいます。
寄付文化は、
他の人を助ける気持ちを育むと言われています。
子ども時代に寄付をすることで、
誰かの役に立つ喜びや
感謝されることで得られる自己肯定感を体験できるのは、
大きな学びになっているようです。
その学びが大人になると、
利他的な行動や
社会貢献への意識に繋がっています。
他にも、
他者の苦労や困難に目を向ける共感力が育まれたり、
コミュニティや社会における帰属意識を高めたり、
お金をどのように役立てるかといった
お金の価値を学ぶことができる、
というメリットもあるそうです。
日本でも被災地などへの寄付や、
クラウドファンディングなどが
徐々に浸透してきました。
少子高齢化で労働生産人口の減少が明らかな日本において、
共助の仕組みはこれから大切になると思います。
寄付という手段にこだわるのではなく、
困っている人を助けたいという気持ちを大切に、
みんなで助け合う文化が浸透して、
子どもたちの未来が
少しでも豊かになればいいなと思います。