放下着(著)

前向き

放り投げる気楽さ

孤独と孤立についての番組を見て、
改めてその違いに気づかされました。
孤独は寂しいというような主観的な「感情」、
孤立は客観的に見て他者との繋がりが少ない「状態」。
確かに、大会社にいて社内で孤立していないのに
孤独を感じている人はいます。
田舎のポツンと一軒家に住んで孤立していても
孤独ではない人はいます。

孤独・孤立を防ぐ対策については、
専門家や医師の方が対応されているのですが、
そこまででなく、日々の生活の中で
ちょっとした不安からくる孤独感にどう対応したらいいか、
誰でも悩む時があると思います。
最近なんとなく会社に行くのがいやだとか、
xxさんと最近うまくいかないなぁとか、
何をするにも絶不調だとか。。。
私も何度も経験してきました。
そんな時、誰かに相談するのも一つの方法ですが、
仏教を勉強していた時、
「放下着(著)」という禅語を学び、
気持ちの切り替えをするようになりました。
簡単にいうと、
すべて放りなげるということです。
過去の成功体験や将来の不安、
思い込みや決めつけという思慮分別、
すべて捨てて一切考えず、
今やるべきことを一生懸命やるだけということです。
うまく行かない時や、
面倒くさいことばかり起きて
頭の中がごちゃごちゃになっている時は、
将来の目標や不安はとりあえず横に置いておいて、
今のことだけに全集中するのです。
そうすると少しずつ肩の荷が下りて楽になり、
頭の中が整理されるような気がしてきます。

得策とまではいきませんが、
私にとっては、
自分自身をコントロールするやり方として
合っていたようです。

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