朝河川敷を歩いていると、
橋の下に警察官が何人かいて、
何かにシートのようなものをかぶせていました。
横を歩いていたおじさんから、
「見ない方がいいよ」と声をかけられました。
事故か事件かわかりませんが、
大変なことが起こったようです。
おじさんは、
「手を合わせておいた方がいいよ。
どんな人かわからないけれど、
大切な命や。
自分にできることは
手を合わせることしかないし。」
と話してくれました。
おじさんが話してくれて、
さっさと通り過ぎようとした自分にはっとしました。
手を合わせることなど、全く頭にありませんでした。
でもそのおじさんは、
見ず知らずの人に対しても、
命の大切さを思い、
自分に出来ることを考えて
立ち止まり手を合わせていたのです。
戦争や地震や大雨で、
そして病気や事故などで、
これからの人生を楽しみたかった方達が
世界中でたくさん亡くなっています。
今朝の方も、
これからの人生があったと思います。
亡くなった方のご冥福をお祈りすると共に、
改めて命の大切さを考え、
今日も元気で普通の生活ができることに
感謝したいと思います。