手法より思いやる気持ち
誰かを助けてあげたいけれど、
自分には何もできなくて
ただ祈るしか無い、
最近何度かありました。
そんな時でもできることがあると思えた、
とても感動する話を知りました。
飲食店を複数経営していた方が
毎日一生懸命働いていても赤字を出し続け、
打開策が見つからず、悩み続けていました。
そんなある日、
やっと片言で話し始めた子供が、
自分に何か告げようとしています。
何を言っているのかよくわからなかったけど、
何度か聞いていると、
「にほんいちのぱぱ」
と言っていることがわかりました。
思わず涙がこぼれ、
子供の言葉に素直に頷けない自分が悔しい、
自分はなんと情けないのだろう、
こんなことで負けてはいられない、
と一念発起し、
経営を立て直されたそうです。
実は、
何も手伝うことができない奥様が、
いつも彼を心の中で励まし続け、
子供に対しては、
帰りの遅いパパがいない家の中で、
「あなたのパパは日本一のパパよ」と
毎日語りかけていたそうです。
この話は、
人材育成における支援の姿勢として
紹介されていました。
相手が抱えている問題があまりにも大きすぎて、
自分には何もできないと思う時でも、
相手を思いやる純粋な気持ちで
すっとそばにいるだけで、
いつでも話し相手になるだけで、
すばらしい支援になるとのことです。
どのような支援をするかという手法より、
どのような気持ちで支援するのかが
一番大切だと教えてもらいました。