企業の経営理念は様々ですが、
理念の一つに
社員の幸福を掲げている企業は
それほど多くないと思います。
まずはお客さまや関係先など
社員以外のステイクホルダーのことを第一に考え、
それを軸に企業理念を定めているところが多いと思います。
私が以前勤めていた会社は、
途中から企業理念に社員の幸福が加わりましたが、
最初は意図が全く理解できませんでした。
私の周り人たちもそうでした。
働く社員のことを企業理念に入れて、
世の中は受け入れてくれるのだろうかと。
でもそこには経営の強い意志がありました。
会社で働く全員、
またその家族を含めた人たちの生活を守り、
幸せな人生を送ってもらうことを経営の柱としたのです。
その社員が、いきいきと働くことで社会に貢献し、
そして人類の進歩に貢献していくことを
企業の目的としたのです。
会社とは何か、
企業の目的とは何か、
このようなことは
長年社会人をしていても、
経営に携わらないと、
自分事としてなかなか考えないものです。
でもこの企業理念の変革によって、
全ての社員が
企業の目的や経営方針を
真剣に考えるきっかけとなりました。
これは企業だけではなく、
人が集まるすべての組織において、
とても大切なことなのではないかと思いました。