商売などでは、
売りたい商品を積極的に売り込むことが必要ですが、
買い手にとって、
押しつけのように売られたら
ご贔屓のお店であっても
残念な気持ちになります。
例えばケーキ屋さんで、
今日から新商品のチョコレートケーキを販売、
買いに来た方はチョコレートが苦手で、
何を買おうか迷っているとします。
<店員Aさん>
今日は美味しいケーキがたくさんありますよ。
このチョコレートケーキは今日から発売、
新商品なのでお勧めです。
ぜひどうぞ!
<店員Bさん>
今日は美味しいケーキがたくさんありますよ。
どのようなケーキがお好みか
おっしゃっていただければ
お勧めのケーキをお知らせしますよ!
もし自分が店員だったら、
Aさんのような売り方をするかもしれません。
もし自分がお客さまなら、
Bさんのように、
お店の都合で売り込むのでは無く、
先に希望を聞いてくれるとうれしいです。
どちらが正解かということはありませんが、
その時のお客さまの状況で、
臨機応変に対応できるのが一番かと思います。
ただ、
将来まで末永く選んでいただくお店にするためには、
常にお客さまの立場で考え行動することが
重要なポイントだと思います。
営業成績のために押し売りをしたり、
お客さまの希望を後回しにしたり、
という、
自分の都合を最優先にしてしまうのではなく、
お客さま(相手)のことを優先し、
思いやりの心で接することが大切です。
これは商売だけに限ったことでは無く、
日常における会話の中でも、
気をつけていこうと思います。