住み慣れた家へのこだわり

変わる

柱のキズ

今住んでいる家を
あと何年かしたら、引っ越そうかなと考えながら
家の片付けをしていて、
家具を移動させて壁を見ると、
木枠に子供達の成長の記録がありました。
柱のキズの背くらべ~ですね。
すっかり忘れてました。

阪神淡路大震災が少し落ち着いた頃、
住宅復興ローンを利用して、
今の家に引っ越してきました。
まだ子供達が小さかったので、
命が助かったことに感謝しながら、
成長の記録を付けていました。
これを見つけてしまうと、
今の家から離れがたくなってしいまいます。

能登半島地震で被災された方々は、
他の場所に移られる方もいらっしゃいますが、
多くの方が、住み慣れた場所で避難されています。
顔見知りが多いこの場所で、
皆で声を掛け合って、
助け合っているからこそがんばれる、
ここを離れたくない、
とおっしゃっています。
予想だにしない突然の状況で、
住み慣れた家に戻ることができないのは、
本当に辛く悲しいことです。
できるだけ早く、
この辛い状況から解放させてあげたいと
心から思います。

今日も住み慣れた家で普通の生活ができていることに感謝し、
柱のキズを見ながら、
これからのことはゆっくり考えようと思います。

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