苦手だった権限委譲

変わる

相手の成長のため

先日行った飲食店でたまたま対応してくださった方が
そのお店の店長さんでした。
とてもテキパキと接客されていて、
お客様が来店されると即座にお迎えする、
たくさんいるスタッフに細かく指示をする、
オーダーを待っているお客様を見つけたら
すぐに駆け寄る、など、
気が利いてお客様の満足に繋がる対応でした。
でもよく考えると、
この方は一スタッフでなく店長なので、
ここまで全部自分がやってしまっていいのかな
と勝手に心配になりました。
もしかしたらスタッフの教育のため、
あえてそのような行動をされていたのかもしれませんが。。。

私は若い頃、
権限委譲が苦手で
何でも自分でやってしまっていました。
自分でやる方が早いし、
「私がやっておくから」、と言うことで
相手を助けてあげていると
自分の行動を無理矢理正当化していました。
ある研修でそれを指摘され、
やっぱりそうだよなと思い、
考え方と行動を変えるきっかけとなりました。
結構厳しい指導でした。
・スペシャリストに権限委譲をして
 活躍させることがマネジメントの役割である
・権限委譲をしないと、部下の成長機会を奪うことになり、
 会社の機会損失に繋がっている
・権限委譲ができないということは
 上級管理職あるいは経営幹部にはなれない

この研修を受けたのは15年ほど前のことなので、
今は指導方法も変わっているかもしれませんが、
相手の成長を第一に思って自分の考え方や行動を変えていく、
それは今も大切なのだと思います。

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