年齢を重ねると
物忘れが進んできて、
人の名前などがなかなか出てこなくなります。
そんな自分に嫌になるのですが、
ある方のコメントを見てからは、
あまり気にならなくなりました。
「固有名詞を忘れるのはまだ若い方で、
そのうち一般名詞も思い出せなくなる。
そうはいっても、一般名詞も
今生きるために直接必要ないものから消えていく。
たいていは赤ちゃんの時から覚えてきた逆順で
消えていくのだろう」
これはやがて赤ちゃんの時のように、
言葉がわからなくても
人のぬくもりだけがわかるようになって、
来た場所へ戻るだけということだそうです、
なので、
「何かを忘れることを恐れることはない」
なんか妙に納得してしまいました。
記憶は脳の力の一つですが、
私が好きな脳科学者の方は、
60代は知を楽しむ年代だとおっしゃっていました。
謙虚になるほど(これが大事)、脳の成熟が進み、
本質の抽象度が上がっていくそうです。
そうなると旅と学びの好機なので、
若者に混じって、大いに学び、旅をすると良いとか。
半分理想の世界かもしれませんが、
有言実行でやっていこうかなと思っています。
そのために大事なのは健康、
そして謙虚さを忘れない、
そうやって齢を重ねていくと、
心おもむくままに生きていても
悔いの無い人生が送れるのかもしれません。